2023年3月15~17日 東京ビッグサイトで開催された「WIND EXPO風力発電展」に、昨年発表したグリーンアンモニア製造艦 一号艦MIKASAの具体的な製造方法や、エネルギー自立と脱炭素を実現出来る水素エネルギー社会のサプライチェーンモデルなどを出展しました。

 

開催概要 

開催日:2023年3月15日(水)~17日(金)

開催時間:10:00 – 18:00(最終日は17:00まで)
場所:東京ビッグサイト 東展示場 東5ホール
ブース番号:39-13

  

おかげさまで大変好評をいただきました。

今回の展示内容

昨年秋に発表したグリーンアンモニア製造艦(GAPS)の実証機MIKASA。2028年末の進水を目標に掲げるこの浮体は、量産可能なフルコンクリート製であることが大きな特徴です。

2050年までにエネルギー自給率の上昇と脱炭素を実現させるためにはこのMIKASAを日本の港湾で大量に製造し続けることが必要になります。

今回のブースでは、コンクリートだからこそ量産可能となるMIKASAの製造方法と、先端テクノロジーとのコラボレーションによって実現される水素エネルギー社会の姿を発表いたします。

現在開発中のドローン型コンクリート3Dプリンタのベースマシンとなる新開発1,000ccエンジン搭載のエンジンドローン 超無人機『AZ-1000』もブースにて展示いたします。

 

 

グリーンアンモニア製造艦 実証機MIKASAとは?

グリーンアンモニア製造艦は、10MW超級の風力タワーとアンモニア製造モジュールを搭載させたフルコンクリート製のセミサブ型洋上浮体です。

洋上でつくられたグリーンアンモニアを陸上に運搬後、水素に変換してエネルギーとして使用することで、運搬や貯蔵方法で課題が多い「地産地消型のグリーン水素サプライチェーン」を、貯蔵が出来て水素よりもコンパクトに運搬することが出来るアンモニアで実現させることが狙いです。

浮体は全国に供給体制が整っていてどこでも手に入れることが出来るコンクリートでつくられます。

直径最大28m、高さ42mもの円筒状のフローター部はドローン型のコンクリート3Dプリンタ(F3DP)で積層造形によって型枠を造形することで工期短縮とコスト削減を可能とします。

3つのフローターを繋ぐ梁部材には、規格大量生産が可能な直径1,200mmの超大型PHCパイルを採用。PHCパイルとプレキャストコンクリート製のジョイント部材を格子状に配置し、全ての方向にプレストレスを加えることで、強靭な巨大浮体モデルが構築されます。

このフルコンクリート製の浮体に国際コンテナ型のアンモニア製造モジュールを搭載することで、洋上で直接グリーンアンモニアを製造して貯蔵することが可能になります。

シン・エンエルギー特設サイト:https://www.shinenergy.jp/

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