令和3年8月24日(火)に福島県浪江町役場において、會澤高圧コンクリート株式会社(以下「會澤高圧」)及び浪江町との「工場立地に関する基本協定」の締結式を執り行いました。

この協定は、浪江町と會澤高圧とが相互に連携することにより、福島第⼀原発事故からの復興を⽬指す浜通り地区を舞台に、先端テクノロジーの社会実装を進め、より⾼度なコンクリートマテリアル事業と持続可能社会の実現に資する産業を、地域とともに創出することを目的としたものです。

協議会室にて脱炭素の事業提案

左から會澤祥弘社長と吉田数博浪江町長

具体的には、浪江町の吉⽥ 数博町⻑はじめ産業振興課を中心とする皆様のご指導をいただきながら、①研究開発施設と工場が一体となったRDM を南産業団地に建設する ②RDM の建設に国の補助金制度「自立・帰還支援雇用創出企業立地補助金」を最大限活用する ③浪江町と私たちの間の立地協定にイノベーション共創を盛り込む、ことなどを予定しております。

町長室にて締結式前懇談

浪江町役場で執り行われた締結式で吉田数博町長は「研究開発型拠点として町内に立地することとなり、最先端技術の集積と多くの雇用創出とで町の復興に寄与頂けるものと期待している。また脱炭素に関する事業提案を頂いているので、ゼロカーボンシティの実現に協力頂けるものと大いに期待している。浪江町としても街づくりのパートナーとして、末永いお付合いをお願いしたい。」と述べ、會澤祥弘社長が「パートナーという言葉を頂戴し、本当に身が引き締まる思いをしている。コンクリートメーカーだが普通のコンクリートではない、従前やってきた事を敢えて否定する部分もあるかもしれないが、新しい時代を作るために志を持ってやっている集団だと皆さんにご理解いただいたうえで、末永く地元の一員として迎えて頂ければと思っているのでよろしくお願いいたします。」と謝辞を述べました。

協定締結後の記者会見で會澤祥弘社長は福島RDMセンターについて「ハードだけではなく、地元の企業や大学とのコラボレーションが非常に重要。イノベーション起こすにはオープンにやっていくのが基本、そういった機能が強くなっていくと思う。」とイノベーション共創への思いを述べました。

※本件に関するプレスリリース:https://www.aizawa-group.co.jp/news2021082401/

↓締結式・記者会見の様子はこちらでご覧いただけます。