ハウジング事業

匠の技を仕組みへと進化させ住まいの明日をつくる

ハウジング事業

匠の技を仕組みへと進化させ住まいの明日をつくる

真の100年住宅を目指し
プレキャスト部材で3つのストラクチャーを実現

三世代が引き継げる真の100年住宅の在り方とは―。
コンクリートの可能性を信じるAIZAWAは、100年の高耐久設計されたプレキャストコンクリート部材で構成されるスケルトン住宅こそ、有力な解答のひとつではないかと考えます。現行のΣBaseは、構想のスタートに過ぎません。基礎(Base)、柱(Column)、梁(Beam)。
スケルトンを構成するこれら3つの規格化されたコンクリート構造部材を建設予定地でキャスティングし、少人数のスタッフがその場で連結して組み上げる。高機能/高耐久のpMpコンクリートを活用した、高度に工業化されたストラクチャーを提供する仕組みづくりを、住まいのプロとしてエンドユーザーと向き合うハウスメーカー様とともに進めてまいります。人手不足の時代を背景に、住宅産業がさらなる変貌を遂げる、その礎になりたいとAIZAWAは 考えています。

時代とシンクロするΣBase事業

住宅業界は職人の不足という構造的な問題に直面しています。戸建住宅のプレキャスト基礎工法「Σ Base」は課題を先取りして2009年に生まれ、そして今、時代に背中を押されながら、その歩みを速めています。
現場での施工を容易にする独自の製品ジョイント方法と、永年培ってきたプレキャストコンクリートの設計製造ノウハウを軸に商品化された「Σ Base」は、工期を10~15日間程度短縮し、作業工数を従前に比べて4割低減することに成功。職人頼みだった住宅基礎の現場打ち施工が工業化され、プレキャスト住宅基礎のスタンダートとして着実に広がりを見せています。
ただ現行の「Σ Base」は比較的長尺のコンクリートパネルを現場に運び、ラフタークレーン等で施工するため、大都市圏の狭小地になるととたんに採用率が低下するという課題を抱えています。こうしたケースでは、狭小な住宅の建設予定地に基礎の短尺型枠を運び込み、狭い道でも走れる小型アジテーターでpMpコンクリートを適宜打設して予定地のなかにプレキャスト部材を備蓄し、ある日一気にパネル連結するという狭小地ならではのユニークな施工方法も考えられるのです。