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箱型擁壁概 要証明書特 長◆箱型擁壁とは 箱型擁壁は、日本各地に見られる城の石垣をヒントに開発された擁壁です。 箱型形状をした箱体と壁体材(単粒度砕石、割栗石等)を用いて、階段状に積み上げて全体を構築します。◆耐震性能の高い箱型擁壁 可とう性を有する箱型擁壁は従来のもたれ式擁壁などの剛構造物とは異なり、高いフレキシブル性と擁壁構造物としての粘り を有しており、地盤の圧密沈下や地震時の地盤変状に伴う擁壁の不同沈下にもひび割れ破壊を生じることが少なく、極めて高い 耐震性を有する擁壁との信頼を得ています。擁壁の耐震性・安全性・環境性・施工性・経済性に優れた工法として、各地で箱型擁壁工法が採用されています。 耐震性 フレキシブルな構造であるため、地震時の土圧に対して壁体が微小に挙動することで発生する応力を減少させ、擁壁のひび割れ や崩壊を防止します。また、地盤反力が比較的小さく、基礎地盤、背面土の不同沈下にも追従性を発揮して、擁壁全体の安定性 を保持します。  安全性 単粒度砕石の層は極めて排水性が高く、必然的に背面土の安定が計れます。 経済性 施工現場では、鉄筋、コンクリート、型枠などの特殊作業をほとんど使用しないため、大幅な工期短縮によって経済性の向上が 計れます。 施工性 カーブ施工が容易です。階段積み形状は立体感ある造形美を有しており、一定勾配のほか寺勾配に構築することで、用地の節 約にもなります。また、製品を反転することにより、容易に端部止めができます。 環境性 各小段を利用しての植裁、あるいは自然緑化等で生態系保全にも配慮できます。また小段は、けもの等の通り道、斜面落雪の緩  和、車両走行の視線誘導、カーブの視界障害の軽減といった様々な特性があります。◆建設技術審査証明書 第0327号取得 審査の結果  部材の構造特性  擁壁の安定性  施工性  緑化特性◆国土交通省 新技術活用システム NETIS CB-040038-A登録 平成17年3月には、国土交通省 新技術活用システムNETISにもCB-040038-A◆農林水産省 新技術評価登録 新技術等普及マニュアル(案)技術名称 13H09-05 箱型擁壁工 構造設計 土留工・擁壁工 箱型擁壁 東海農政局NETIS登録番号 CB-040038-VE112342345079生コンカルバート基 礎 工農業用製品側溝類桝 類マンホール会社概要管 類ウォール縁石・基礎石類特殊製品景 観

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