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基 礎 工生コンウォール農業用製品側溝類縁石・基礎石類マンホール会社概要管 類カルバート桝 類435スパンクリート特殊製品景 観設計の要点施工例スパンクリート合成床工法は、軽量でかつ小梁のない大面積の大型スラブを、従来工法に比べ短期間で構築することができるなど、マンション建設にあたって要求される数々の条件を満たしています。 これらの特長を生かすためには、この工法の持つ特徴を充分にご理解頂くと共に、設計の段階からご検討されることをお薦めします。 以下スパンクリート合成床工法に関する、設計上の留意点についてご説明します。スパンクリート合成床の総厚は、耐力性能と音響性能の両面から決まります。 スパンクリート合成床は、スパンクリートパネルとコンクリートによる複合構造が特徴ですが、この複合体による耐力や音響などの性能は、それぞれの構成厚さによって違ってきます。 このため、総厚が同じでも、スパンクリートとコンクリートの構成比の違いによって性能が異なりますので、ご設計に当たっては種々の組合せをご検討頂き、ご計画に合った仕様をご選定下さい。スパンクリート合成床板の割付幅は、1200mm又は1000mmを基準幅としてご計画下さい。スパンクリートパネルの割付幅は、1200mm又は1000mmです。これより小さい幅のパネル製作も可能ですが、最小パネル幅は500mm以上となるようにご計画下さい。スパンクリートパネルの構造躯体への、のみ込み寸法(かかり代)は、30mm以上必要です。施工時の荷重やパネル自重を支えるためと、コンクリート硬化後の構造躯体との一体性を確保するため、パネル両端のかかり代は30mm以上確保して下さい。パネル長辺部分ののみ込み寸法は、コンクリートの漏れ止めのため、0~30mm程度確保して下さい。スパンクリート合成床板への穴あけは、加工位置にご注意下さい。設備用のパイプ穴などを工場であらかじめ穴加工する場合には、輸送や施工時のパネル破損を充分考慮の上、支障の無い位置をご指定下さい。スパンクリート合成床の設計に当たっては、別冊「スパンクリート合成床工法 設計施工要項」も、ご参照下さい。当該冊子には、スパンクリートの品質・場所打ち鉄筋コンクリートの品質・スパンクリート合成床の構造・構造計算・施工に関する記述がありますので、これに準じて下さい。インナーバルコニー部分は、スパンクリートパネルの耐力チェックが必要です。近年、超高層集合住宅の普及に伴い、片持ち形式(キャンティ)のバルコニーの他に大梁で囲まれた床にバルコニー部分を取り込む所謂、インナーバルコニーと呼ばれるデザイン形式が増えてきました。この部分にスパンクリート合成床を用いる場合には、避難口や外壁位置との関係で、パネルに切り欠きやコンクリート打設孔などの断面欠損が多くなるため、パネル耐力に支障をきたすことがあります。場合によっては、インナーバルコニー部分を在来工法(RCスラブ)に変更するなど、設計にご留意下さい。スパンクリート合成床に段差をつける場合には、スパンクリートパネルの支持方法にご留意下さい。平成11年6月の住宅性能表示制度の制定に伴って、これからのマンション建築には、種々の性能要求が高まってくるものと思われます。中でも、バリアフリーとしての対応(車椅子での移動のしやすさや、伝い歩きの補助など、高齢者等の生活面での不自由さを解消する手段)が講じられつつあります。床面の段差を無くす手法は、近年急激に普及しておりますが、床面を平らにするには、躯体スラブを平らにし、二重床仕上で対応する方法と、躯体スラブに段差をつけて対応する方法があります。スパンクリート合成床工法を用いる場合には、二重床工法が適していますが、段差をつけて納める場合には、パネルの支持方向を確認の上、耐力に支障ないようご計画下さい。(単位:mm)部材名耐火2時間パネル 85100120135150175200250265コンクリート55~200注)これ以外の仕様については、別途ご相談下さい。大型建築大型物流倉庫自動車トンネル内部鉄道駅プラットホーム1234567

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