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基 礎 工生コンウォール農業用製品縁石・基礎石類マンホール会社概要管 類桝 類側溝類カルバート416特殊製品景 観台形魚道PCa枠北海道渡島総合振興局産業振興部林務課・日本大学工学部工学科安田陽一教授・會澤高圧コンクリート株式会社による共同研究 プール式台形魚道とは特許出願済 2015-42800北海道魚道研究会会員 プール式台形魚道は、日本大学工学部の安田陽一教授が開発された台形断面型の魚道です。日本の河川は、川の長さが短く上流から下流への勾配が急であるため、雨が降ると急に増水し短時間の内に洪水のピークになります。その治水対策としてダムや堰が建設されますが、それにより回遊する種の魚の遡上が妨げられるという問題があります。そのような魚の遡行が妨げられる箇所において、遡行を助けるために川には魚道が設けられます。従来の魚道は矩形断面で壁が鉛直なため、中央も壁際も水が同じ速さで流れます。安田教授が開発されたプール式台形魚道は、魚道の流れを仕切る隔壁が台形型で、さらに魚道の断面が台形型になっているのが特徴です。この魚道を流れる水は、中央のスピードに比べ外側台形の斜壁に沿う流れのスピードが遅くなり小さな魚や水棲昆虫などが、休息しながら遡上することを可能にしています。また、増水時には魚道に溜まった河床土砂を排出させ維持管理を軽減できる構造となっています。 プレキャスト台形魚道枠【開発経緯】 複雑に組合う台形形状をプレキャスト化し施工日数の短縮が図れないか。それによりサケマス猛禽類などの産卵育成時期をかわせられる。また工事の安全・品質・環境配慮に繋がる。この課題を北海道渡島総合振興局産業振興部林務課、日本大学工学部工学科安田陽一教授との研究実験を重ねプレキャスト台形魚道枠の開発に至りました。【特徴】 ・ 現場打ちでのコンパネ加工と設置困難部をプレキャスト台形魚道枠により容易にしました。・ 隅角部にプレキャスト台形魚道枠を設置することで位置だしを容易にしました。・現場打ち施工区間を斜壁及び隔壁の直線隙間区間とし、幅等の変化に対応し易くしました。・ 斜壁・隔壁を組合わせることで製品重量を900kg/個とし小型クレーン吊を可能にしました。・ 斜壁、隔壁、河床を生コンによる一体構造と成し、PCa製品の難点である分離構造を克服しました。・ プレキャスト台形魚道枠+生コン、それぞれの利点を活かしたハイブリット構造である。 ・ 施工期間の短縮を図れることで河川環境や自然環境に配慮したやさしい※魚道タイプのセンター型、折り返し型、螺旋(らせん)型他、製品化及び研究のご相談賜ります。

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