抜き型枠発砲スチロールをリサイクル化
アイザワ製品事業本部、減容化剤使った回収システムを導入

2000年4月20日
 アイザワグループの製品事業本部(高橋清吉・取締役本部長)は4月2日、富国石油(静岡県沼津市)と提携し、同社が開発した廃発砲スチロールのリサイクルシステムを導入した。130リットルの減容化剤が入った特製ドラム缶(200リットル)を各製品工場に設置し、抜き型枠に使用した廃発砲スチロールをこれに投入し、液化する。満タンになったドラム缶は封印した後、富国石油が回収。処理工場にて発砲スチロール原料(ペレット)と減容化剤に分離され、ペレットはリサイクル原料に、減容化剤については再利用するという仕組みだ。アイザワでは環境に配慮した生産ライン運営に力を入れており、鵡川、静内の両製品工場で排出される発砲スチロールを新システムで全面処理する計画だ。

 今回、鵡川、静内の両製品工場に導入するのは、寒冷地用の「SKM−8」(減容化剤130リットル)。減容化剤1リットルで0.5〜0.6キロの発砲スチロールをゾル化(液化)することが可能で、1ドラムで15〜18m3(8tトラック1台分程度)を処理できる。両製品工場の排出量は年間11t車2台分前後。ドラム缶2〜3本程度ですべての廃発砲スチロールを液化できると見ている。また、製品工場では発砲スチロールの型枠施工に一部ガムテープなども使用している。これらの不純物を取り除くために、特製ドラム管には不純物除去スクリーンを装着した。

 製品工場ではドラム缶が一杯になった段階で封印し、ドラム1本につき1,500円の有価物として富国石油に売却する。有価物として売却することから産業廃棄物とはならず、排出者責任も問われないというメリットがある。富国石油は回収したドラムを処理工場で、ペレット(発砲原料)とゾル化剤に分離し、市場で再利用する。

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