アイザワグループ製品事業本部は、デンマークのPedershaab A/S(ピータースホープ社)から、RC管量産用の即脱パイプマシンを新たに導入し、4月から商業生産を開始した。これまでパイプ類の生産は遠心成形(ヒュームパイプ)もしくは流し込み方法が主流だったが、今後はローコストで規格品を大量生産できる即脱タイプに製造方法をシフトさせる。第一弾として最も需要が安定しているφ600以下の中小径RC管の生産を即脱方式に切り替えた。RC管の収益悪化に悩む道内の他のコンクリート2次製品メーカーにも供給し、販路を拡大する。
導入したのは、ピータースホープ社のパイプ製造専用マシン、VIHY・FLEXIMATIC(ビヒ・フレクシマティック)。タッチパネル画面で簡単に操作できるコンピュータ制御タイプの最新鋭機で、長さ1mもの、径はφ300、φ450、φ600の3タイプを専門に製造する。マシンは、鵡川製品工場のスパンクリート(穴あきPC版)製造ラインに並行して増設した専用建屋に設置。約1ヶ月間、ピータースホープ社のデンマーク人技術者(スーパーバイザー)が鵡川製品工場に乗り込み、当社の技術スタッフらとともに機械調整並びに量産体制を確立した。
コンクリート製造装置は、現在、スパンクリートや即脱縁石ラインに使用しているゼロスランプ専門のバッチャープラントを併用。プラントからマシンまでを結ぶ専用トロリーも新設し、コンクリートはマシンに自動投入される。設備投資額は約1億1千万円。初年度は、約5000tの生産を計画している。
アイザワでは、即脱タイプの製造としては、これまでインターロッキングブロック(商品名ビューロック)や一部の道路用品が中心だった。今後は大口径パイプ、カルバート類、桝関係の商品も順次、即脱タイプの製造に切り替え、コスト競争力を高めていく方針だ。 |