アイザワ、国土交通大臣認定を追加ダブル取得
高強度コンクリートの出荷、札幌3工場で可能に、市内全域をカバー

2002年11月15日

 総合コンクリートメーカーのアイザワグループは、日本工業規格(JIS)の品質規格を越える「高強度コンクリート」の分野で、建築基準法第37条二号に基づく国土交通大臣の認定を追加取得し、札幌圏内の3工場から高強度製品を出荷する体制を整えました。

 今回大臣認定を取得したのは、グループの中核である會澤高圧コンクリート株式会社(本社苫小牧市、社長=會澤 實)の「札幌石山工場」(札幌市南区)と、北海道菱光コンクリート株式会社(同)が運営する「札幌発寒工場」(西区)。性能評価機関は国交省の指定機関である財団法人建材試験センター(本部東京)。認定対象の製品は両工場とも、普通ポルトランドセメントを主な材料とした設計基準強度36N(ニュートン)/mm2〜60N/mm2、スランプ18、21cm又はスランプフロー50、55、60cmの高強度コンクリート。認定番号は札幌石山工場が「MCON−0363」、札幌発寒工場が「MCON−0364」で、認定日はともに平成14年11月11日。

 アイザワグループでは、會澤高圧の「札幌菊水工場」(白石区)が2000年8月、高強度コンクリート並びに鋼管充填コンクリート(CFT)の大臣認定を国内で初めてメーカー単独取得した実績があります。今回の“追加ダブル認定”によって、主に超高層建築物に使用される高強度コンクリートを3つの工場から市内全域に供給できる体制を整えました。

特に高強度コンクリートは普通コンクリートに比べて製造時間が圧倒的に長く、高単価の魅力はあるもののプラントの生産性を20〜30%程度も低下させてしまう課題を抱えています。高強度の受注を3工場に分散することで、各工場の生産性低下を最小限に留めるほか、複数工場を使った超大型現場への大量納入も可能となります。

2000年6月の建築基準法の改正に伴い、JISの品質基準を越える40N/mm2以上の高強度コンクリート等は大臣認定の取得が義務付けられ、構造体を保証する立場にあるゼネコンが超高層を手掛ける場合、都度、認定を取得することが必要になりました。予め材料メーカー自身が認定を取得している場合、ゼネコンは新たな材料試験や認定取得手続きを経ずして高強度コンクリートを簡便に使用することが可能となります。
こうしたことから、札幌菊水工場の大臣認定取得以来、アイザワでは、道内最高層の「JRタワー」を筆頭に、中島公園の超高層マンション「ザ・タワー」、大京の「ライオンズタワー山鼻」(建設中)、札幌プリンスホテル・タワー棟(建設中)など、札幌市内の超高層を集中的に手掛けることとなり、その施工実績は同業他社を圧倒しています。

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