アイザワ、高強度コンクリート分野で大臣認定取得
メーカー単独取得は全国で初めて

2000年9月7日
 総合コンクリートメーカーのアイザワグループは、日本工業規格(JIS)の規格外製品である「高強度コンクリート」、並びに「鋼管充填コンクリート」の分野で、改正建築基準法37条二号に基づく国土交通大臣の認定をメーカー単独で取得致しました。

 超高層建築物に使用される呼び強度40N/mm2超の高強度分野において、メーカーが単独で大臣認定を取得したのは全国で初のケースとなります(注)。2000年6月の基準法改正で、JISの規格範囲を超える高強度コンクリート、特殊原材料を使用するコンクリート等は大臣認定の取得が義務化され、ゼネコン各社は高層ビルの受注物件ごとにプラントと提携し、大臣認定を申請、取得しているのが現状です。メーカー自身が大臣認定を取得したことにより、各ゼネコンは認定取得手続きを経ずして高強度分野の製品調達が可能となりました。アイザワではこれをテコに、マンションやオフィスビル等で需要が拡大している高層建築物向け高強度生コンの受注に弾みをつける考えです。

 今回大臣認定を取得したのは、グループの中核製造会社である會澤高圧コンクリート株式会社(本社苫小牧市、社長=會澤 實)の札幌菊水工場(札幌市白石区)。性能評価機関は財団法人建材試験センター(東京)。国土交通省の通達番号は「国住指第550号」、認定番号は「MCON−0088」で、認定日は平成13年8月21日。

 認定を取得したコンクリートは、普通ポルトランドセメントを主な材料とした設計基準強度30‾51N/mm2(管理強度39‾54N/mm2)、スランプ21cmまたはスランプフローが50cm 、55cmの高強度コンクリート、並びに普通ポルトランドセメントを主な材料とした設計基準強度45‾60N/mm2(管理強度51‾72N/mm2)、スランプフローが55‾65cmの鋼管充填コンクリートの2種類です。

 アイザワでは、道内最高層ビルとなる札幌駅南口再開発の「JRタワー」(38階建て160m)をはじめ、中島公園の超高層マンション「ザ・タワー」、駅南口の新鋭ホテル「ホテルモントレー・エーデルホフ札幌」など数々の高層物件を手掛けた実績を持ちます。生コン事業本部札幌地区の技術チームが、蓄積した実績データに加えて多くの追加実験等を実施し、国内初のメーカー単独認定に結び付けました。

 アイザワグループでは超高層建築物の主要な市場である札幌圏6工場のうち、「札幌菊水工場」のほか、「札幌石山工場」(札幌市南区:會澤高圧コンクリート)、「札幌発寒工場」(札幌市西区:北海道菱光コンクリート)でも高強度・高流動分野の大臣認定を取得する計画で、高強度分野の供給エリアの拡大を図り、品質面で他社との差別化を図る考えでいます。

高強度鋼管充填コンクリート
高強度かつ高流動化されたコンクリートを鋼管内に蜜実に圧入充填(自己充填)する方法。コンファインド(横拘束)効果等の優れた構造特性を有し、超高層建築分野を中心に需要が活発化している。


注)生コン分野における建築基準法37条に基づく国土交通大臣のプラント単独認定は、大阪府枚方市の京星及び協和が5月10日、再生骨材コンクリート(16‾27N/mm2)で取得した実績はあるが、37条二号の主力対象とみられていた高強度分野では、アイザワグループがメーカー認定の第一号である。

戻る

(c) 1999 - 2002 AIzawa Group