會澤高圧コンクリートとTAKAO 包括提携で合意

TAKAOのコンクリート部門を分社化、両社共同経営へ移行


2008年10月16日


 會澤高圧コンクリート(本社苫小牧市、社長=會澤 祥弘)は、石材事業とコンクリート製品事業を手掛けるTAKAO(本社旭川市、社長=高尾 勉)と包括的に提携することで合意した。

 TAKAOは近くコンクリート製品部門を本体から分社化し、「高尾コンクリート」を設立、會澤高圧がこれに資本参加して共同経営体制に移行する。これにより、會澤高圧はこれまで手薄だった旭川市周辺の市場に本格参入する一方、TAKAOは関東・東北・道央で展開している石材・エクステリア資材販売に経営資源を集中投下する。両社とも民間建築分野を中心に関東・東北方面の営業基盤強化を急いでおり、今回の提携を機に、道外で大型建築物件の共同受注に乗り出す。

 合意によると、会社分割で発足する「高尾コンクリート」には、會澤高圧の會澤社長が取締役に就任し、高尾社長との共同執行体制とする。會澤高圧の資本参加をテコに、セメントなど資材調達の一本化、商品の相互供給、経営管理手法の統一などを果たし、新生「高尾コンクリート」の経営基盤を大幅に強化する。「高尾コンクリート」に対する會澤高圧の出資比率は今後詰めるが、提携の進捗に合わせて段階的に引き上げる計画。

 さらに両社は、TAKAOの子会社で、空知管内を中心にコンクリート製品事業を手掛ける大成コンクリート(本社深川市、社長=川田 勝儀、資本金3,000万円)の全発行済み株式を會澤高圧が取得し、アイザワグループの傘下に置くことでも合意した。大成コンクリートの年商は約5億円。月内に株式の譲渡手続きを完了する。

 今回の提携を機に、両社は主に関東圏で互いの顧客網を解放し、大型建設プロジェクトなどの共同受注を目指す。パイルなど構造体に絡む會澤高圧のコンクリート部門と、意匠石材パネルやレンガなど仕上げ材を供給するTAKAOの石材部門が営業の初期段階から密接に連携し、互いの受注頻度を高める。

 TAKAOは1954年設立の老舗コンクリートメーカーで、08年3月期の売上高(単体)は30億7,300万円。公共事業の縮減を見越して10年ほど前から石材パネル事業に軸足をシフト。アンパンマン・ドラえもんなどのキャラクター石材をいち早く商品化したり、最近では東京丸の内で230万個ものレンガ施工による歴史建造物の復元を手掛けるなど、新たな事業領域を確立しつつある。高尾社長は「コンクリート部門の経営を実質的に會澤社と統合することで、関東圏での石材事業の成長に弾みを付ける」考え。

 會澤高圧は生コン、パイル、コンクリート製品を手掛ける総合コンクリートメーカーで、09年3月期の売上高は180億円強(単体)の見通し。生コンを除き道内には7つの製品工場を展開しているが、旭川を中心とする上川支庁管内には製造拠点を持たなかった。「TAKAO社との提携で、旭川周辺市場を総合的にカバーする補完関係を築き、競争を優位に進めたい」(會澤社長)と話している。



資料/両社の概要)

■會澤高圧コンクリート株式会社

1963年10月設立。北海道を地盤に、東北、関東で事業展開する総合メーカー。国内最大級の生コン製造拠点を有し、パイル、プレキャスト・プレストレスト事業などを幅広く手掛ける。09年3月期の売上高(単体/予)は180億円強。社員数339名。本社苫小牧市。



■株式会社TAKAO

1954年3月設立。石材部門の強化に伴い04年1月、旧社名の高尾コンクリート株式会社から現社名に変更。08年3月期の売上高(単体)は30億7,300万円。社員数127名。石材部門の主要拠点は横浜市と札幌市。本社旭川市。




本プレスリリースのお問い合わせ先:


會澤高圧コンクリート株式会社
経営管理本部/亀卦川、山本
TEL: 0144-36-3131(苫小牧)
  011-820-1611(札幌)



株式会社TAKAO
総務経理部/田村
TEL: 011-210-3210

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